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韓日技師会、国際交流の継続確認 KAMT学術大会

 第61回大韓臨床病理士総合学術大会&国際カンファレンスが10月12~14日、韓国・群山(グンサン)で開かれた。12日の日本と韓国の代表者会議では、互いの活動状況などを報告し合い、臨床検査分野での国際的な学術交流を深めていく方針を確認した。日本からの参加者による国際カンファレンスでの講演や、一般演題(ポスター発表)、学生フォーラムなども行われた。


 12日の代表者会議では両技師会の幹部が参加し、それぞれの直近の活動状況を説明。日臨技は2026年の世界医学検査学会(IFBLS)の日本開催が決まり、2026年9月23~27日に千葉・幕張メッセが会場になる予定を報告した。医師の働き方改革に伴うタスクシフトの指定講習会や、臨地実習指導者講習会の開催状況のほか、昨年度からスタートさせた品質保証施設認証制度の概要なども話題に取り上げた。


 13日の国際カンファレンスでは、弘前大学大学院保健学研究科の野坂大喜氏が「血液検査学におけるAI技術の進歩と臨床検査室におけるその可能性―AI分野における臨床検査技師の新たな役割とは?―」のテーマで、東京大学医学部附属病院の感染制御部微生物検査室の三澤慶樹氏が「臨床分離株のコロニー形態と生化学的特徴に基づくS. aureusとS. pseudintermediusおよびS. schleiferi sbsp. coagulansの相違点の検討」をテーマにそれぞれ講演した。


 示説(ポスター)演題では日本からも11演題のポスター発表があった。岐阜大学医学部附属病院検査部の菊地良介氏の「男性不妊症の診断に寄与する血中バイオマーカーの探索」と、福山市民病院臨床検査科の國廣まり氏の「CAR-T療法後の再発 DLBCL症例におけるLDモニタリング」がOutstanding Poster Awardに選出された。



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