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離職検討の臨床検査技師、「たまに」含め65% 自治労調査

会見で地域医療を守る財源確保を訴えた
会見で地域医療を守る財源確保を訴えた
 自治労(全日本自治団体労働組合)は3月5日、医療機関に勤める組合員を対象としたアンケート調査結果を発表した。現在の職場を辞めたいと思っている臨床検査技師は、「たまに思う」を含めると計65%だった。前年度調査の71%からは低下したが、なお高水準となった。

 調査は、自治労加盟の公立・公的医療機関の組合員が対象で、昨年11月末から約2カ月にわたってウェブで行った。回答は1万434人。看護師が6割以上を占め、臨床検査技師は約5%の526人だった。

 医療従事者全体で見ると、現在の職場を辞めたいと思っているのは、「常に思う」「しばしば思う」「たまに思う」を合わせ77%。昨年度調査の79%に次ぐ高い水準となった。職種ごとに見ると、助産師と看護師が共に84%と最も高く、次いで看護補助者が72%と、看護職が上位を占めた。臨床検査技師は、昨年度調査から低下し65%となった。

 現在の収入については、67%が不満を訴えた。不満を感じる理由は「物価上昇に比べ賃金が上がっていない」「業務量に見合っていない」「業務の責任に見合っていない」の順で多い。最も不満を訴えたのは臨床工学技士の74%で、次が看護師の73%。臨床検査技師は58%と比較的低かった。



2024.06.03_記事下登録誘導バナー_PC.png

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