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重症COPDの治療機器を12月収載へ 中医協総会

 中医協総会は10月18日、重症の慢性閉塞性肺疾患(COPD)の治療に用いる「Zephyr気管支バルブシステム」(プライムファイン)など、医療機器4件の保険適用を了承した。12月1日の収載を予定する。


 Zephyr気管支バルブシステムは、高度の肺気腫と過膨張を伴う重症COPD患者のうち、隣接する肺葉間の側副換気がほとんど、あるいは全くない18歳以上の患者に使用する。専用カテーテルにより気管支にバルブを留置し肺葉への気流を遮断して肺容量を減量させる。別の肺機能評価システム(カテーテル)で側副換気を測定し、気管支用バルブの適用可否を判定する。


 気管支バルブシステムのEBV(EBバルブ)とEDC(EDカテーテル)、肺機能評価システムの保険償還価格はそれぞれ、31万3000円、4万8900円、9万300円。


 関連する技術料として、バルブを留置した場合には「K508 気管・気管支ステント留置術」のうち、「2 軟性鏡によるもの 8960点」を算定する。検査を実施しバルブ留置をしなかった場合は「D200 スパイログラフィー等検査」の「5 左右別肺機能検査 1010点」を算定する。

2024.06.03_記事下登録誘導バナー_PC.png

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