造影剤など投与後のアナフィラキシーに注意 安全調査機構、死亡19例を分析mitsui041 日前読了時間: 1分 日本医療安全調査機構は3月19日、造影剤などの注射剤の血管内投与後、アナフィラキシーを起こして死亡した事例が報告されているとして、対策を求める警鐘レポートを発表した。 死亡19例を分析したところ、初発症状の出現から中央値7分で心停止となっており、症状の進行が早い。苦しさや気分不快などの症状が出現した時点でアナフィラキシーを疑い、蘇生チームなどへの緊急コールと、アドレナリン筋肉内注射を直ちに行うよう求めている。 死亡19例で使われた注射剤は、造影剤が9例(うち8例はヨード造影剤)、抗菌薬が7例(うち6例はβラクタム系)など。投与から2分(中央値)で初発症状が発生し、その7分後(同)に心停止となっていた。初発症状(重複計上)は、「苦しい」が6例、「気分不快」「瘙痒感」が各4例、「咳嗽」「嘔気」「紅潮・発赤」が各3例など。資料はこちら