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血液マーカーで脳内Aβの蓄積を予測 大分大学など研究グループ


 大分大学、臼杵市医師会、島津製作所、エーザイは10月17日、血液バイオマーカーでの脳内アミロイドβ(Aβ)の蓄積予測能を、陽電子放出断層撮影(アミロイドPET)での検査結果と比較した結果、高い確度で予測できる性能が確認されたと発表した。

 大分県臼杵市でのコホート実証研究の成果。「血液バイオマーカーの結果によって、軽度認知障害(MCI)からアルツハイマー型認知症(AD)への進行を予測できる」とみている。

 2015年から2019年にかけて臼杵市で行われた地域コホート研究の血漿検体を用いた。MCIやADの診断に使われるアミロイドPETや脳脊髄液検査(CSF)に対し、侵襲性やコストの低い代替マーカーとして血漿検体の可能性を検討した。

 アミロイドPETによる測定結果と、血液バイオマーカーの測定結果を比較したところ、バイオマーカーのAUC(ROC曲線下面積)は0.94となり、高い予測能を示した。

2024.06.03_記事下登録誘導バナー_PC.png

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