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胃カメラ時の遺伝子検査で膵がん診断 大阪大などチーム


 大阪大学などの研究チームは2月26日、胃カメラ時のリキッドバイオプシーによる遺伝子検査で、膵がんを早期発見できる診断法を開発したと発表した。通常の胃カメラ検査の際に追加で実施し、膵がんに多く見られるKRAS遺伝子変異を検出する。精度が高く早期発見が期待できるという。

 開発したのは大阪大学大学院医学系研究科の谷内田真一教授らの研究グループ。実際の方法は、膵液の分泌を促すセクレチンを投与し、膵管の出口である十二指腸乳頭部に胃カメラを留置。胃カメラを介して専用のカテーテルを挿入し、カテーテルの側孔から生理食塩水で十二指腸乳頭部を洗浄する。十二指腸内にたまった洗浄液を回収し、回収液中のKRAS遺伝子変異を検出する。

 多施設による臨床研究の結果によると、同検査の特異度は100%、感度は80.9%で、膵がん患者を見分ける精度が高いことが確認された。

2024.06.03_記事下登録誘導バナー_PC.png

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