栄研化学は10月23日、歯周病のリスクを唾液と血液で評価する2つの開発品が厚生労働省の予算事業の対象に採択されたと発表した。注力分野の一つであるヘルスケア領域の製品として2025年以降に発売し、歯科領域に本格的に参入する計画。
開発中なのは、ポータブル分析装置や迅速診断キットを用いて唾液中のヘモグロビンを簡易測定する検査キットと、歯周病原細菌が産生するタンパク質分解酵素の血中抗体価を測定する自動分析装置の試薬の2つ。それぞれ2025年、2027年の発売を目指している。体外診断用医薬品の承認も取得し、検査キットはOTC検査薬としての提供も目指す。