検査薬市場が縮小、コロナ試薬減で 臨薬協が2023年度集計 日本臨床検査薬協会はこのほど、「臨床検査薬市場規模等実態調査」の2023年度の集計結果をウェブサイトで公表した。会員122社の報告に基づいて集計した結果、総売上高は9333億1900万円(前年度比10.9%減)だった。前回2022年度調査で調査開始以来初めて総売上高が1兆円を超えたが、今回は新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)関連試薬の減少が影響した。 体外診断薬(OTC薬は除く)の売上高は5764億7200万円(17.5%減)。項目別にみると、SARS-CoV-2関連試薬が含まれる項目が減少しており、感染症のイムノクロマト法1585億5000万円(19.7%減)、遺伝子検査595億9500万円(57.6%減)だった。 一方、生化学検査662億900万円(9.5%増)、微生物検査82億5500万円(6.2%増)、病理学検査33億5100万円(7.5%増)などは増加した。
日本臨床検査薬協会はこのほど、「臨床検査薬市場規模等実態調査」の2023年度の集計結果をウェブサイトで公表した。会員122社の報告に基づいて集計した結果、総売上高は9333億1900万円(前年度比10.9%減)だった。前回2022年度調査で調査開始以来初めて総売上高が1兆円を超えたが、今回は新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)関連試薬の減少が影響した。 体外診断薬(OTC薬は除く)の売上高は5764億7200万円(17.5%減)。項目別にみると、SARS-CoV-2関連試薬が含まれる項目が減少しており、感染症のイムノクロマト法1585億5000万円(19.7%減)、遺伝子検査595億9500万円(57.6%減)だった。 一方、生化学検査662億900万円(9.5%増)、微生物検査82億5500万円(6.2%増)、病理学検査33億5100万円(7.5%増)などは増加した。