早朝高血圧の徹底制圧を宣言 高血圧学会がキャンペーン展開へ

　

　日本高血圧学会は、学会員全員参加型の実装高血圧学開発事業として「早朝高血圧徹底制圧プロジェクト」を行う。国民病ともいわれる高血圧予防の重要性を啓発するため、特に早朝高血圧に焦点を絞り「あぶない早朝高血圧！血圧朝活」キャンペーンを全国展開する。

　「あぶない早朝高血圧！血圧朝活」キャンペーンでは、公共施設やジムなどに設置されている自動血圧計で自己測定する血圧を「キオスク血圧」と名付け、全国民に測定を推奨する。キオスク血圧が130 mmHg以上であれば、家庭で早朝血圧を測定し、生活習慣を改善するきっかけにするよう促す。

　医療者に対しては、キオスク血圧を含めた血圧測定を患者に推奨するとともに、患者個々の高血圧の診断や治療は、7月発表のGLに沿って判断してほしいと求めている。