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日臨技・次期会長候補に横地氏 長沢氏は及ばず


横地氏

 前副会長と現副会長の2氏が立候補した日本臨床衛生検査技師会の次期会長候補者選挙は1月6日、開票が行われ、前副会長の横地常広氏が当選を決めた。横地氏は、「日臨技を再考し、会員とともに考え、会員とともに挑む」をスローガンに掲げ、投票総数の5割強の1万7467票を獲得した。今年6月の総会、理事会を経て会長に就任し、新執行部を発足させる予定だ。現副会長の長沢光章氏は1万5210票で及ばなかった。


 同日午後の日臨技役員候補者選出委員会で、両候補者の立会人出席の下、開業作業が行われた。投票総数は3万2791票で無効票114票。投票率は約47%(前回44.1%)だった。開票結果は6日夕方に日臨技ホームページの会員ページで公表された。


 横地氏は、幅広い会員の意見を反映させるための議論の場づくりを掲げ、次世代の会員に役立つプラットフォームを整えるというメッセージを訴え、北日本や近畿、九州、中部圏の臨床検査技師会を中心に支持を広げた。一方、長沢氏は、現会長の宮島喜文氏の路線継承と学術強化、世代交代を主張し、首都圏・関甲信支部の推薦を受けたが届かなかった。


 横地氏は、1980年に静岡県立こども病院臨床検査科、1991年に静岡県立総合病院臨床検査科に入職。2008年に同技師長。技師会活動では、静岡県臨床衛生検査技師会会長などを経て、宮島現会長の下で2014年に専務理事(常勤)として執行部に入り、2016年からは副会長として実務を支えた。約4年にわたって厚生労働省の中央社会保険医療協議会の専門委員を務め、診療報酬改定を担当した。名古屋保健衛生大学(現藤田医科大学)卒。70歳。

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