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日臨技 24年度事業計画や予算を承認 精度保証やタスク対応など

事業計画や予算を承認した理事会

 日本臨床衛生検査技師会は3月23日の理事会で、2024年度事業計画と予算を承認した。精度保証事業では政府が進める医療DXを意識した事業展開を探るほか、タスクシフト・シェアの推進では専門性を生かして活躍できる臨床検査技師の育成を急ぐ考えを明記。検査技師教育のカリキュラム見直しに向けた論点整理を進める方針も盛り込んだ。


 個別事業では、精度保証事業について、政府が取り組む医療DXを踏まえ、健康診断やカルテ、診療報酬など「多くのデータを得た上で、何に役立てるのか検討を始めたい」とした。精度管理調査事業では、循環器病検査項目や血中薬物濃度、薬剤感受性標準化、体細胞遺伝子検査などを用いた精度管理調査が検討段階に入っているとし、本サーベイ項目にできるような環境を整える計画だ。


 認定制度では、各種認定技師について、新規認定取得者や資格更新のための講習会を充実させる。受験と更新のための必須講習会はwebで開催し、スキルアップセミナーはwebと現地を組み合わせた開催形式とする方針を示した。


●25年度以降、精度管理受検料の値上げも検討へ


 理事会では、24年度の予算編成方針と予算も承認した。24年度はマイナス1億4000万円の経常増減額を見込んでおり、25年度以降は収益と費用のバランスを検討する方針。試料等の値上げにもかかわらず据え置いている精度管理受検料の引き上げや、医学検査を含めたペーパーレス化を検討課題に挙げた。

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