専門学会との共同企画、拡充を検討 日臨技・全国学会見直しへ 横地会長が意欲【動画あり】沖臨技新人研修会で講演する横地氏 日本臨床衛生検査技師会の横地常広会長は10月19日、沖縄県宜野座村で開かれた沖縄県臨床検査技師会の新人研修会で講演し、日本医学検査学会(全国学会)の企画内容や議論の充実に向けた検討を進めていることを明らかにした。 横地会長は、日臨技の課題の一つに全国学会の在り方を挙げ、循環器や病理、消化器内視鏡、糖尿病などの専門学会の理解、協力を得ながら、プログラム内容の充実を図りたい考えを示した。これらの専門領域では今後、多職種連携やタスクシフト・シェア等を通じた院内での役割が高まるとし、「共同セッションの枠を増やし、それぞれの領域の医師から、どのような臨床検査技師が求められているのか、どんな知識や技術を身に付けてほしいのかなどを議論する場にしたい」と述べた。まだ正式に決まったことではないとしつつ、この提案に対し県技師会理事を通じて皆さんからも意見を出してほしいと参加者に呼びかけた。 来年5月の日本医学検査学会では日本心血管インターベンション治療学会や日本病理学会との連携企画が予定されている。●査読レベルの引き上げも課題 全国学会のプログラムの一部見直しは、各支部医学検査学会や都道府県医学検査学会とのすみ分けにつながることにも言及した。横地会長は、「基礎的な知識や技術は県学会や支部学会で議論してもらい、全国学会では多職種連携や診療支援を目指していく方に役立つセッションをより充実させる形につくり直してみたいと思っている」と説明。また、全国学会の査読レベルを引き上げたい考えを示し、「例えば、発表演題の査読に医師に入ってもらったりして、今よりもステータスの向上につながるようにしたい」と構想を語った。 同日の新人研修会には山城篤会長や手登根稔前会長、國仲伸男副会長ら幹部を含めて約50人が参加した。横地会長の講演のほか、各学術研究分野の担当者によるミニレクチャーが行われ、基本的な知識や技術を学んだ。
沖臨技新人研修会で講演する横地氏 日本臨床衛生検査技師会の横地常広会長は10月19日、沖縄県宜野座村で開かれた沖縄県臨床検査技師会の新人研修会で講演し、日本医学検査学会(全国学会)の企画内容や議論の充実に向けた検討を進めていることを明らかにした。 横地会長は、日臨技の課題の一つに全国学会の在り方を挙げ、循環器や病理、消化器内視鏡、糖尿病などの専門学会の理解、協力を得ながら、プログラム内容の充実を図りたい考えを示した。これらの専門領域では今後、多職種連携やタスクシフト・シェア等を通じた院内での役割が高まるとし、「共同セッションの枠を増やし、それぞれの領域の医師から、どのような臨床検査技師が求められているのか、どんな知識や技術を身に付けてほしいのかなどを議論する場にしたい」と述べた。まだ正式に決まったことではないとしつつ、この提案に対し県技師会理事を通じて皆さんからも意見を出してほしいと参加者に呼びかけた。 来年5月の日本医学検査学会では日本心血管インターベンション治療学会や日本病理学会との連携企画が予定されている。●査読レベルの引き上げも課題 全国学会のプログラムの一部見直しは、各支部医学検査学会や都道府県医学検査学会とのすみ分けにつながることにも言及した。横地会長は、「基礎的な知識や技術は県学会や支部学会で議論してもらい、全国学会では多職種連携や診療支援を目指していく方に役立つセッションをより充実させる形につくり直してみたいと思っている」と説明。また、全国学会の査読レベルを引き上げたい考えを示し、「例えば、発表演題の査読に医師に入ってもらったりして、今よりもステータスの向上につながるようにしたい」と構想を語った。 同日の新人研修会には山城篤会長や手登根稔前会長、國仲伸男副会長ら幹部を含めて約50人が参加した。横地会長の講演のほか、各学術研究分野の担当者によるミニレクチャーが行われ、基本的な知識や技術を学んだ。