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家庭測定の心電図サービスで連携 オムロンHとエムスリー

 オムロンヘルスケアとエムスリーは3月5日、家庭で測定された心電図データを使ったサービスで連携すると発表した。オムロンの心電計のデータを基に、医師からの医療相談をネットで受けられるサービスを3月から開始する。また、医療相談で受診が必要とされた人への医療機関の検索サービスを両社で開発する。新サービスによりオムロンは、心電計の国内販売台数の増加を狙う。


 オムロンは、日本で初めて心電計(1誘導)が付いた上腕式血圧計「HCR-7800T」、6誘導を計測できる携帯型心電計「HCG-8060T」、12誘導心電図のV4相当部位の波形が取れる携帯型心電計「HCG-8010T1」を販売し、国内販売台数は累計2万台。専用のスマートフォンアプリに血圧や心電図などの記録が残せる。


 オムロンの心電計で心房細胞の可能性が検出されるとアプリに案内画面が出て、エムスリーの医療相談サービス「アスクドクターズ」に誘導する。利用者が相談内容と心電図データを投稿し、医師がテキストで回答する。エムスリーによると回答は早いと数分以内という。


 アスクドクターズは、ネットを使った一般向けの医療相談サービス。月額定額制。質問の投稿数は年30万件超で、心電図や心電計に関する相談件数が年4000件超あるという。



心電計がついた血圧計の「HCR-7800T」

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