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咽頭結膜熱「かなり多い」状況続く 感染症週報・第41週



 国立感染症研究所は10月27日、第41週(10月9〜15日)の感染症週報を公表した。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は1.75に減少したが、過去5年間の同時期と比べかなり多い状況が続いている。都道府県別の上位3位は福岡(5.62)、沖縄(5.19)、奈良(4.15)。


 マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は0.05に減少した。前週まで4週連続で増加していた。都道府県別の上位3位は、大分(0.27)、茨城(0.23)、千葉(0.22)。


 第41週はまた、3つの薬剤耐性菌感染症の7〜9月の定点報告の集計を掲載。メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)、ペニシリン耐性肺炎球菌(PRSP)、薬剤耐性緑膿菌(MDRP)の7〜9月の定点当たり報告数はいずれも前3カ月を上回った。


 4つの性感染症の7〜9月の集計も掲載した。


●北海道でエキノコックス症が報告


 全数報告の感染症の主なものは以下の通り。

▽結核(2類):179例(前週260例)

▽細菌性赤痢(3類):1例(前週2例)

▽腸管出血性大腸菌感染症(3類):89例(前週73例)

▽A型肝炎(4類):1例(前週なし)

▽エキノコックス症(4類):1例(前週なし) ・北海道

▽梅毒(5類):191例(前週162例)・累積1万1852例

▽バンコマイシン耐性腸球菌感染症(5類):1例(前週3例)・累積98例






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