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共通基礎課程、検査技師も加え検討 日臨技・宮島会長

 日本臨床衛生検査技師会の宮島喜文会長は10月22日、日臨技・九州支部医学検査学会で講演し、国による医療技術職の共通基礎課程の構築に向け、今年から医療、介護、福祉の複数資格取得を目指すためのモデルカリキュラム作成の検討が進んでいることを説明した。将来的には臨床検査技師や診療放射線技師などの整理、統合が進む可能性があるとの見方を示した。


 宮島会長は講演で、政府の閣議決定を受け、医療福祉人材のキャリアパスの複線化に向けた医療職の共通基礎課程の検討が、厚生労働科学研究班で進められてきたと報告した。ただ、現在までに検討を重ねたものの、現時点では「明確な結論が出されていない」と指摘。2023年度からは、対象となる医療職に検査技師も加えた上で、厚労科研での議論が開始されていると説明した。


 今後の議論で、モデルカリキュラムが構築されれば、複数資格の取得者が誕生してくる可能性にも言及。「そうなれば、次の段階として、今の医療技術職の整理、統合が進み、新たな医療技術職が生まれてくるはずだ。それが今回提言された総合検査技師になるのかどうかは分からないが、検査技師と診療放射線技師とプラスアルファのような人材になる可能性がある」と見通した。




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