伝染性紅斑疑いの妊婦、抗体検査を 産婦人科感染症学会、流行受け注意喚起 日本産婦人科感染症学会は12月7日、パルボウイルスB19による妊婦の伝染性紅斑(リンゴ病)に注意喚起する文書をホームページに掲載した。風邪に似た症状で診断が難しいため、感染が疑われる妊婦は必要に応じ、抗体検査や超音波検査を受けるよう呼びかけている。 同学会によると、日本人妊婦の抗体保有率は20~50%。妊婦が初めて感染した場合は、6%が流死産や子宮内胎児死亡となり、4%は胎児貧血や胎児水腫を起こすとされている。2024年秋ごろから関東地方を中心に流行しており、2025年には全国的な流行が見込まれている状況だ。 パルボウイルスB19感染は一般的に、ウイルス接触後数日から1週でウイルス血症となり、約10日でIgM抗体が検出され、数日遅れてIgGが上昇する。IgMが陽性の妊婦は感染の可能性があるため、超音波検査で胎児の状態(胎児水腫の有無、血流、羊水量など)を調べる必要があるとしている。資料はこちら
日本産婦人科感染症学会は12月7日、パルボウイルスB19による妊婦の伝染性紅斑(リンゴ病)に注意喚起する文書をホームページに掲載した。風邪に似た症状で診断が難しいため、感染が疑われる妊婦は必要に応じ、抗体検査や超音波検査を受けるよう呼びかけている。 同学会によると、日本人妊婦の抗体保有率は20~50%。妊婦が初めて感染した場合は、6%が流死産や子宮内胎児死亡となり、4%は胎児貧血や胎児水腫を起こすとされている。2024年秋ごろから関東地方を中心に流行しており、2025年には全国的な流行が見込まれている状況だ。 パルボウイルスB19感染は一般的に、ウイルス接触後数日から1週でウイルス血症となり、約10日でIgM抗体が検出され、数日遅れてIgGが上昇する。IgMが陽性の妊婦は感染の可能性があるため、超音波検査で胎児の状態(胎児水腫の有無、血流、羊水量など)を調べる必要があるとしている。資料はこちら