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ダラツムマブの治療効果を判定 検査試薬が11月保険適用へ


 中医協は10月9日の総会で、SEBIA JAPANが申請していた「HYDRASHIFT ダラツムマブ」の保険適用を了承した。抗CD38モノクローナル抗体ダラツムマブの使用患者に対する血清中のIgG、IgA、IgM、L鎖κ型およびL鎖λ型を検出する。11月の収載を予定している。

 ダラツムマブを多発性骨髄腫と全身性ALアミロイドーシスの治療に使用した場合、薬剤に含まれるIgG-κが影響し、治療効果が正確に判定できないことがある。この影響を回避するため日本骨髄腫学会は治療指針で、同製品による検査を推奨している。

 測定方法は免疫固定法(定性)。ダラツムマブ投与患者を含む51例での既承認品(2品目)との相関性の検証試験では、全検体で陽性・陰性が一致し、高い相関性を示した。

2024.06.03_記事下登録誘導バナー_PC.png

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