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シスメックスに立ち入り検査 公取委、抱き合わせ販売の疑い


 公正取引委員会は6月4日、血液凝固測定装置と、FDP・Dダイマーの測定試薬に関する抱き合わせ販売の疑いで、シスメックスの本社(神戸市)のほか、全国の営業所など営業拠点を立ち入り検査した。

 国内医療機関への血液凝固測定装置の販売で、同社製の試薬購入を取引条件としたとみられている。同社製の血液凝固測定装置では、FDPとDダイマーの2項目とも、自社製試薬だけでなく、汎用試薬での測定が可能となっている。

 独占禁止法では、特定の商品を販売する際に、自社あるいは自社が指定する他の商品の同時購入を強制させるなど、不当に行われるものを抱き合わせ販売として禁止(第19条違反)している。同法で、抱き合わせ販売が問題とされるのは、取引相手に対し不当な不利益を与えることなどがその根拠。

 同社は同日付で立ち入り検査を受けたと公表した。「当社として公取委の検査に全面的に協力していく」としている。

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